告知 > 小説の同人誌『曹丕八十歳』をつくりました

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三国志フェス2015に出典します

2015年1月31日、三国志フェス2015に出展します。

小説の同人誌『曹丕八十歳』を販売します。もしも曹丕が40歳で死なず、80歳まで生きたら、というシミュレーション。ツイッターで募集した設定を参考に、原稿用紙1200枚で、曹丕の「後半生」40年を描きます。2,000円(税込)の予定。
A4サイズで文字たっぷり。おまけに巻末に正史『三国志』の出典を示した268件の注釈つきです。
写真つきのツイートはこちらです

小説の同人誌『曹丕八十歳』ですが、通販の有無についてお問合せを頂戴いたしております。2015年1月31日の朝までに、下記アドレスまで、メールでご一報を頂けましたら、お取り置きをさせて頂きます(かならずご返信します)。三国志フェスの本番で売れ残った場合、2月以降も通販をします。告知がギリギリですみません。品物の完成がギリギリになってしまったので……
2月8日までに通販できる準備をする予定です。
お支払い方法等の詳細は、2月8日までに、頂戴したメールアドレスあてにご連絡させていただきます。宜しくお願いします。
hirosatoh0906@yahoo.co.jp

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つぎの同人誌は、周瑜・魯粛・呂蒙

もしも、『曹丕八十歳』がうまくいったら、つぎに作りたい同人誌は……
 「呉書九 三部作」
これは副題で、それぞれの書名は、たとえばこんな感じで……
 『呉書九 周瑜伝』
 『呉書九 魯粛伝』
 『呉書九 呂蒙伝』

共通した時代を、三人の別の視点でえがく。1冊読んでも、娯楽として完結しているけれど、2冊読めば背景がわかり、3冊読めばナゾが解ける……みたいなのを、やりたいです。原稿用紙500枚×3冊。3冊セットで割引とか……。
漢の名族、在地の有力者として、後漢の滅亡とむきあう周瑜。きっと、前時代との葛藤のドラマがあるはず。
いちはやく漢を見限って、新規性のあるビジョンと、たくみな交渉術を駆使する魯粛。彼のキャラに、なにを考えさせ、なにを喋らせるかによって、後漢末の意義を、いろいろに色づけできるはず。
ひくい階層から武功で成り上がり、教養を身につけて良将に成長する呂蒙。成長の物語というのは、わりに典型的なパターンだけど、そういう史実があるのだから、いかに盛り上げるか。関羽サマとの対決はどうなるのか。
まったく違う話を、それぞれ書けるはず。彼らから見た、孫策や孫権も、まるで別人物のように、分裂して登場するのでしょう。

このおもしろさを、史実および史家が、せっかく準備してくれたのだから、扱わない手はないと思うのです。「呉書九」って、すごい顔ぶれです。

もしもこれも成功したら、『三国志』のべつの巻のバージョンもやってみたいです。という、いつになるか分からないことでも、書いておくと、そのうちやるかも知れないので、書いておきます。


同一の事件を扱っているように見えて、主人公の視点によって見え方が違うというシリーズだけど、いたずらに拡散させても、収集がつかない。きっと物語の狂言回しの役割は、最後まで生き残る、陸遜なんかが、引き受けてくれるでしょう。
他勢力のファンに向けては、
蜀の人々は、赤壁や荊州のあらそいがあるので、たくさん登場するはず。魏は、出ずっぱりというわけには、いきませんが、曹操、曹仁、張遼などは、重要な関わりを持つはず。なるべく、バランスよく。

そして(ここからが本題なんですけど)
小説のためには、ぼくの本分?である、『三国志集解』の抄訳と、じぶんなりの解釈を、サイトに書きつけてゆく。今月、あの『呉書見聞』さまが復活されたので、引用元を明記しながら、こちらの解説も取りこんでゆき、小説にする準備の完成度をあげてゆく。という作業を始めます。

と宣言することで、自分の行動を、方向づけます。

『曹丕八十歳』を書いて思いましたが、漢文の原文を読みながら、小説に反映させてゆくのは、ちょっとツライ。脳のなかで、つかう部分がちがうので、効率がおちます。漢文を読むときは、とことん読む。物語を組み立てて、小説にするときは、それに専心する。そのためにも、事前準備が、小説の成否を決めるといっても、過言ではないと思います。書き始めてからでは、ちくまをパラ見するのが、精一杯なので。

やっと、サイトのタイトルと、使い道が、整合してきました。


『曹丕八十歳』は、シミュレーション小説でした。基本的に、本当らしく見せたツクリゴトです。それも楽しかったのですが、やはり、史実に準拠しながら、内面のツジツマをあわせてゆく、という話を、つぎに書いてみたいと思います。
シミュレーションなら、なにをやっても良いわけで、だから、ウソっぽくならないように、苦労しました。いかに逸脱を抑制しつつ、ホントっぽい歴史をつくるか、というのがテーマでした。
ぎゃくに、史実に準拠なら、いかに逸脱できるかを、悩めばいいわけです。事件や結末の自由度は下がりますが、そこは史実がハンドリングしてくれるので、どれだけでも創作で暴れることができます。

『曹丕八十歳』を書き終えて、印刷と製本が終わるまでの1週間は、三国志を休んでおりました。でも、ものが完成すると、つぎのことを考えてしまう。とりあえず週末の三国志フェス2015、たのしく遊んできます。150128

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同人誌をつくり終えて【new】

昨日、三国志フェス2015にいってきました。10:30に開場して、13:30に予定部数を完売。お手にとってくださった皆さま、ありがとうございました。

ご感想やご指摘など、ツイッターの返信か、メールで頂戴できますと、幸いです。次回以降、よい本をつくるための、糧にさせていただきます。

部数が足りず、品切れとなってしまい、せっかく来て頂いたのに、お渡しできなかった皆さま、大変申し訳ありませんでした。追加印刷もしくは、次回のフェス等での出展については、まだ検討しているところです…。

ここでは、次回のためのメモとして、
また、同じように小説の同人誌をつくりたい方の参考としていただくため、いま覚えている範囲で、気をつけたいことを、書いていきます。

スケジュールについて

今回は、製本の締め切り(その日に入稿しないと、本番にまにあわない)の3日前まで、話を書いてました。完結しないー、終わらないー、という苦しみでした。2日間で、あわてて2回通読して、校正が、きちんとできませんでした。
定型化した、日常の仕事なら、スケジュールを「読む」ことができます。でも、小説を書くという不慣れなことは、まるで終わりが見えません。「自分がだいじょうぶと思うよりも、1週間、早く動く」を、次回以降の目標にします。

『曹丕八十歳』に目次がないんですか?と聞かれました。目次の必要性はわかっておりましたが、2つの理由で、付けられませんでした。1つは、枚数が増えると、製造原価が高くなるから。2つは、時間がなかったから。主に2つめが原因で、1つめを言い訳として、目次の作成をあきらめました。次回、つけます。。
あとがきがないんですか?とも聞かれました。ここに書いたものを、あとがきに代えさせていただきます。


校正というのも、2種類あるような気がします。
単純な字句の訂正。テニヲハがおかしいとか、漢字変換がまちがってるとか、人物名が入れ替わっているとか。これは、他人の文章を読む姿勢で、やらねばなりません。
しかし、その前段階に、(厳密にいうと「校正」とはいわないかも知れませんが)自分の文章を読む姿勢で、内容のチェックが必要になります。
「この話は、ツジツマがあってない」
「このクダリは、冗長だから、要らないだろ」
「伏線をはった、あのシーンを、描き忘れてる」
という、根本的な話です。
今回は、書き上げて2日間で「校正」をやったのですが、1日目は、自分の文章としてエピソードを調整し(そして時間がなくなり)、2日目に、他人の文章としてチェックしました。その結果、けっこう誤字があります。印刷後、みつけました、、

買って頂いた皆さま、申し訳ありません、、

エピソードの有無については、「おもしろい/つまらない」という判定に影響して、字句のチェックは、「正しい/誤りである」という判定に影響します。
「おもしろい」かは、絶対的な基準がないので、自分を信じてがんばるしかありませんが、「正しい」かは、時間をかければ、かなりのレベルを担保できるはず。スケジュールの調整がいのちです。

文体を獲得するということ

ぼくだけでなく、小説をかいた経験にとぼしい人は、かなりの確率で、「書きながら上手くなる」ものです。書きながら、自分の文体が決まってきます。というか、書きながらでしか、文体というものを獲得する手段がないのですから、ある時点から、「あ、書き方がわかってきた」と思うはずです。

それが読むに値するかは、べつの話です。あくまで、書き手の主観の範囲で話をしています。
ぼくは、「小説の文体とは」という自問自答にたえるだけの準備がないので、「吉川英治『三国志』みたいなものを書こう」を目標としました。内容ではなく、文体として。ページをざっと見たときの、読み味というか、話の進み方とか。もちろん、まったく及ぶはずがなく、これから練習をしていきます。
とちゅうで、宮城谷『三国志』をちょっと読んだせいで、宮城谷さんみたいな、ページの外見をマネしようとか、実験をしました。たとえば、
 改行
 によって、読者の目線を引きつけ、
 ――重要な言葉だ、
 と分かってもらうという手法などです。なかば、ふざけて、多用してしまったキライもありますが、これもこれから調整します。これら、改行のスキルもふくめて、自分なりの文体らしきものが、ある段階から、見えてまいります。

上手くなったと、自覚できるなら、めでたいじゃないか、と思われるでしょうが、それがダメなんです。なぜなら、書きためた前半部分の大半を、手直しする必要があるからです。自分の目でみて、世間に出せるレベルじゃないと知るのです。
三国志の小説は、いろいろ試みてきましたが、完成させられたもので、枚数がおおいものでは、8年前に原稿用紙200枚、3年前に500枚で、今回が1200枚(当初の予定は600枚)。あながち初めてではないはずですが、まだまだ文体が定まっておらず、「書きながら上手くなってきた」ような、うれしくてツライ体験がやまず、手直しに苦労しました。

文体の修正をともなう変更までは、さすがにラスト2日とかじゃなく、時間をかけて、1ヶ月とかをかけて、少しずつやりました。


ともあれ、仕事をしながら、丸2ヶ月で書き上げたので、「片手間」の遊びとしては、それなりのスピード感を持てたと思います。
早いのか、遅いのか、よく分かりませんが、速度をたもつために重要なのは、事前準備です。『三国志読本』で製作秘話をあかした、宮城谷さんは、手書きでノートをつくり、『資治通鑑』を丸写s 年表形式でデキゴトをまとめるそうです。
ぼくにあった方法について、思うところを書きます。

史料の準備について

大前提として、小説を書き始める前に、必要な史料は、『三国志集解』の抄訳まで、じぶんの手で済ませておくべきです。漢文を読みながら、小説を書くということを、たびたび、やりました。
「こんな書き方をしている作家は、プロのなかにも、なかなか居ないだろう」
と、エツに入っていた、バカな時期がありました。時間がたっぷりあるときなら、それでも良いかも知れません。でも、漢文を読むとき、諸史料を比較対照するときと、物語を考え、小説の文体に落としていくときでは、使われる脳の部分がちがうと思います。
スマホを操作して、クルマを運転するようなものです。器用にできたら、本人は得意げかも知れませんが、やっぱり、ムリだし、事故ります。
恥ずかしい話が、時間がさしせまってくると、ウィキペディアで情報の目星をつけたり、原文の内容の見当をつけたり、してしまいます。ガッカリです。

もとが紀伝体なので、1回目の読むときは、どうしても、時系列がバラバラになります。理想としては、『オレ通鑑』を作っておくことです。出典を明記して、時系列に、『三国志集解』の抄訳と、じぶんでつけた注釈を並べておく。
これをやってから、創作に着手すれば、だいぶ、ラクになるはずです。

後半戦、本づくりのことは、気が向いたら書いてみます。150201

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【増刷】10部 ※終了しています

2015年2月14日、増刷分の通販の受付をやりました。

【増刷10部】三国志フェス2015で出展した、小説の同人誌『曹丕八十歳』、早期完売につき、通販用に10部だけ追加印刷しました。本体税込2,000円+送料164円で通販をします。ご興味をお持ちの方は hirosatoh0906@yahoo.co.jp までご連絡をお願い致します。
同時に、ホームページのトップにも、ご案内を載せました。

……12時間後、
『曹丕八十歳』の追加印刷分10冊、昨日の夜に通販のツイートをさせて頂きましたが、すでに5件のご連絡をいただきました。ありがとうございます。あと半分です。多すぎず、少なすぎず刷る、というのは、ほんとうに難しいです。。

……さらに12時間後、
『曹丕八十歳』増刷分の通販、終了させて頂きます。ありがとうございました。今後、増刷の予定はありません。今年(来年?)三国志フェスなどの機会があれば、べつのテーマで小説をつくる予定です。次回作も、宜しくお願いいたします。

というわけで、24時間で、10件のお問合せを頂きました。ご連絡をいただいた皆さま、すでに返信をさせて頂いております。お手にとって頂けなかった皆さま、申し訳ありませんでした。個人で、細々と遊んでおりますので、いろいろなご不便は、ご容赦を頂けますと幸いです。150215

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